三峰川岳沢ソーメン流しの滝

6年ぶり2回目。
前回はリードがメタメタだった。
成長した現在、F3,F4,F8をリードでさくっと登ってやっとスッキリ。
雪が多くてどうなるかと思ったけれど無事帰って来れた。

12/25(木)
22時調布セブン集合。
Newバリアント52レッドがお店の前に置いてある。

調布から中央高速を伊那ICまで(杖突峠経由はやめた)。
伊那市内から道路脇などには先週の降雪の名残りがある。
高遠を通過して道の駅むら長谷。
軽く入山祝い、先日TERAちゃんからいただいた〆張鶴を飲む。

12/26(金) 快晴
5時半くらいに起床。
まず以前より手前になった長谷杉島ゲートまで偵察。
ここまでは道路の雪の量は問題ない。
戸台の登山口の駐車場に車を進める途中で
SAKKさんにタクシー会社に電話してもらう。
貸切となってしまうようで8,450円とのこと、
協議の結果7時45分に戸台の駐車場へ来てもらうことに。

仙流荘から先は雪道で7時過ぎに駐車場に到着、1台車あり。
単独の登山者が北沢峠方面へ出発していった。
準備して車中で待機、時計を見るとすでに8時。。
タクシーが来る気配がない。
8時15分になりさすがに待てなくなってきたので
SAKKさんが再度タクシー会社に連絡すると
駐車場手前の坂道が凍結していて上がれないので
橋本山荘まで歩いて来てくれとのこと。(10分くらい)
仕方ないので急いで坂の下まで行くとタクシーが待っていた。

2駆タクシーは雪道ゆっくり、
早朝偵察した長谷杉島ゲートには9時過ぎ到着。
料金は7,050円で良いとのこと。

ゲートから先の林道はところどころ凍結しているが
ほぼ除雪されていて工事車両も数台通過していった。
前回来た時に駐車した塩沢谷入口のゲートまで徒歩1時間で到着。
この時点で10時半。明るいうちに岳沢越を目標に歩く。

しばらくして1つ目の橋。その手前から丸山谷へ進む道へ入る。
周辺は寒々しい雪景色。北沢と南沢の二俣にある発電所を過ぎ
堰堤工事用の車道跡がある南沢を進む。
雪は積もっているが足に負担がかかるほどではない。
堰堤を幾つか越えるのに渡渉を数回、
そして最後の堰堤を越えると二俣。

2回目なので迷わず左の尾根を急登する。
ところどころ赤テープが出てくる、あがりすぎかな?と思うが
標高差で100Mくらい登るとトラバースする明瞭な踏み跡が出てきた。

ここからほぼ水平、ややくだり気味で進むと営林所跡の建物。
このころから人の足跡があるのに気づく。
日向でゆっくり休憩。

建物を覗き込んだりしながら右脇を通過して一段あがったところで
沢に降りて右の沢に入る、ここから雪の量が増えてきて
段々と歩きにくくなる。倒木が隠されていたり、
深いところもあったりし悪態をつきながら消耗戦。
前回とはなんとなく雰囲気が違うのは雪のせいか、
ルートがあっているか一瞬不安になる。

やっと凍った滝が見えてくる。
滝の基部でアイゼンを着け登ろうとするが
腰ラッセルと雪の中の氷がぐずぐずなので今回も左から高巻く。
赤布があり迷うことは無いが早めに右のガレ沢へ降りる。

ガレ沢は雪が着いていて前回より歩きやすい。
深みにはまらない様に体重の軽いSAKKさんが先頭。

膝下ラッセルくらいで右の樹林帯へ突入。
岳沢越が見えてくる。ここにも若干のトレースが残っていた。

そして倒木帯へ、ここで16時。
積雪量が増えてくる倒木を越えたりするのが億劫。
赤布に導かれ岳沢越の三峰川側の北面に入ると
更に雪の量が増え最後は下り腰ラッセルとなり三峰川に到着。

既に疲労困憊。
しかしここからが正念場でした。
股下から腰ラッセル、もなか雪になっているところもあったりし
中々前に進まない。。対岸に渡渉したいがなかなか良いところがない。

既に真っ暗でライトを点ける。
三峰川に下りてからすでに30分以上経過しているのに
出合に到着しない。。もしかして暗くて通過しちゃった??
念のためGPSで現在位置確認するとあと100m先。。
先頭をSAKKさんに代わってもらい20分くらいで出合に到着して本日の行動終了。
18時半頃。

出合の左にある岩のそばに幕営(前回と同じ場所)
水は豊富にあるので水作り無しですぐ食事。
ほぼ無風で暖かく夜も快晴で満天の星空、21時半に寝る。

12/27(土) 快晴
4時半起床7時過ぎ出発。
昨日の谷に下りてから出合までの時間を考えると
F1までどのくらいかかるかという不安を抱えながら歩きだす。
若干のトレースあり、前週の飛び火連休で入山した人がいたことを確信する。

平らなところはすぐ倒木の間の深みにはまったりするので
できるだけ傾斜があるところをトラバース気味に進む。
枝沢からはほぼ全てデブリがあった。
やがて河原が広くなりデブリのおかげで雪面が硬くなってくると
雪に埋まっている滝場っぽいところを2つ通過。
時間的にF1、F2かと思ったが、その先にちゃんとF1が出てきました。

左から登ろうとするがラッセルとなり容易にあがれない。
右からはSAKKさんだと厳しいので真ん中左寄りの雪氷っぽいところを登る。
完全結氷する前に雪が乗った感じでグズグズで気持ち悪い感じなのでロープ出す。

F2は雪の中、周辺は雪原といった感じで
先にはF3とその左に氷柱が見えてくる。

F3はカーテン上で見栄えがとても良い。
また左にある氷柱はとても気になる存在です。
上部の潅木の位置との関係で真ん中を登ることする。

まず荷揚げの準備をする、ロープ半分のところに自分のザック。
末端にSAKKさんのザックを着ける。
30Mも無いだろうと思ってそうしたがこれが誤算。。

空身で登る、特に難しくは無い。
やっとまともなアイスクライミングが出来て気持ちよい。
眺めも良くなってきた!。

さて、荷揚げ。自分のザックとロープの重みでホント重いですね。
そして半分では足りなくあと1Mで自分ザックに手が届くところで
SAKKさんのザックも過重されてしまい。。必死で1つ目のザックを引き上げ背負い、
そして2つ目も一気に引き上げた。ほぼ筋トレ。

SAKKさんも空身なのでスクリューを回収しながらスムースに登ってきた。
ザックを背負ってもらいそのままF4基部まで行ってもらう。

F4はSAKKさんが短いところ希望とのことなので
左脇の雪が乗っているところ。ここも荷揚げをする。
この左脇のラインは雪が乗っているところがグズグズで
雪塊、雪氷を大量に落としてしまう。
1つ大きい雪氷を落としてしまい
ビレイしているSAKKさんに当たらなくて本当によかった。。

ラインを右に移して真ん中あたりにラインを変えて登り落ち口へ
いいビレイ点が無いので硬い雪面にアックス2本刺して
まずは荷揚げ、案の定引っかかってしまった。。

SAKKさんが引っかかったところまで登ることに。
ビレイするためルベルソを取ろうとしたとき、ポカミス。。
転がり落ちてしまった。
下で探してもらうが見つからず、半マストビレイ。

荷物を背負っての登攀は厳しいようで
なかなかあがって来ない。
どうやら先ほどの雪氷付近でぶら下がっている模様、
厳しくて上がれないとのことだが頑張ってもらうことに、
やがて右寄りにラインを変えたらしく引っかかった荷物に到着。
あとは一気に荷物と目さんを引きあげる。

続くF5は雪に隠され雪壁状態。
F5上はだだっ広い雪原、右奥にF6。

F6は特に難しくないが
SAKKさんは疲れが出てきているので
念のためロープ出すがグリップビレイ。
さらに続くF7はのっぺりしていて雪の下。

そして目の前にどーんとメインのF8ソーメン流し。
F8側壁で何か変な音がしたと思ったら
散弾状態の落石が、、細かいので良かった。。

まだ明るいが本日の行動終了とする、16時過ぎでした。
ビバーク跡は無く雪面を掘り下げ眺めの良い幕営。
中ア方面に綺麗な落日、振り返ればソーメン流しの滝、たまりませんね!
SAKKさんはこのロケーションにちょっと不安そうだった?。

標高が高いく乾燥している為、夜は寒かった。
水は近くのツララから4L、足りない分は硬い雪であったので容易に作れた。
21時に寝る。

12/28(日) 快晴→夕方から曇り→夜から雪
3時起床、
明るくなる直前にテントを撤収し行動開始。
6時過ぎにF8に取り付く、1ピッチ目中間部の安定したところまで
ノーロープで登るつもりだったが
朝一のためSAKKさんの動きが悪く途中でビレイ体勢を作る。
SAKKさんの弱気発言を封じ込む。

自分はそのまま1ピッチ目を登りスクリューでビレイ点を作り
目さんにあがってもらう。

右壁にある潅木まで登ってもらうつもりだったが
ちょっと厳しいようなので一旦ピッチをきり
選手交代し潅木のまで数メートル登り、安定したビレイ点を構築。

上部は荷揚げしようと思ったが。
出だしのみ傾斜が強いので荷物を背負って登る。
身体が山に慣れ、気合も入っていたし
荷物の重さを感じなくなっていたかも。
段差があるので難しくは無いがやはり荷物は重かったかな。

落ち口から20Mくらい先の潅木でビレイ。
SAKKさんも休み休みであったが無事到着。
これでアイスのメインディッシュが終わる、F9は雪で1/3埋まり短い
自分はノーピンであがったが一瞬
足元が崩れて落ちそうになる。危ない危ない。。
SAKKさんにはロープを出す。
この先はもうロープは不要なのでザックにしまう。

F10は小さい、簡単に越え次の二俣の右にかかるF11は登らず
ここで左俣に入った。前回はF11の先だったかな。
傾斜が強いほうの雪面をぐいぐい高度を稼ぐが
非常に疲れてくる。SAKKさんも大分疲労が出てきてブレーキ。
あえいで登り大仙丈岳へ向かう稜線にでる。

この時、SAKKさんが外反母趾が痛くて
右上、右トラバースをするのが厳しいとのこと、
スピーディに行動できない様子。
仙丈小屋(冬季開放)へ逃げ込むことも頭に入れておく。

13:30に大仙丈岳到着、風はあるが強風ではない。
仙丈岳まではトレースがほぼ無いがまだ切羽詰まってないので一息入れる。

外反母趾がだいぶ痛いとのことなので
常備しているロキソニン2錠を渡し飲んでもらう。
空腹だったからか?
仙丈岳に向かう途中で効いてきたようで
歩くスピードが上がってきて安堵する。

仙丈岳に到着してやっと完登の握手。
14時45分、明るいうちに樹林帯に入れることを確信した。

この頃より西の空から雲が迫ってくる。
予報では南岸低気圧が夕方から翌朝にかけて通過とのこと。

仙丈岳から小仙丈岳は少しアップダウンがあるが基本下り。
どんどん降りるが疲労が強いので休み休みとなる。
樹林帯に入るとほっとしてその後はおしゃべりしながら降りる。
途中でライト点灯となったが18時過ぎに北沢峠到着。

小屋は開いていて中に入っるとお客さん15名ほど。
ビールと水を頂く。(水は無料)
小屋番の方はアイスクライマーとのことで話が盛り上がった。
天気の最新情報を入手。30センチ近く降るだろうとのこと。

小屋をでると既に小雪が舞い始めてきた。
除雪された林道を下り道の脇にテントを設営し宴会。
外は降雪、23時に寝る暖かく快適。

12/29(月) 雪
6時過ぎに起床、まだ雪は降り続いている。。
止む気配が無いので8時半に撤収して戸台へ下山開始。
丹渓山荘からの河原歩きは雪があって歩きやすかった。
しかし長くて。。やっとのことで駐車場到着となった。
13時着。既に雪は止み晴れ間が見えかかっていた。
こうして前夜発4日間の行程が終了した。

もっとアイスが上手くなりたいというきっかけを
くれたルートなので2度目も完登でき感無量。

・天候
3日半快晴だったのが成功の大きな要因だったと思います。
ラッキーでした。

・アミノバイタル・ゴールド
毎晩寝る前に飲み
翌日の疲労感がいつもより少なく翌日も朝一から動けた。(SAKKさんも同様)

・ジェットボイル SOL チタニウム
食事は全てフリーズドライなのでJETBOIL。お湯を沸かすのみ。
お湯が沸くのがめちゃ早くて沸く間に何かするっていうのが
出来ないくらい早く感じた軽量化に大いに貢献。
ガスは無駄遣いしまくりでも大2、小1であった。

・ペツルの軽量スクリュー
SAKKさんが揃えてくれまして、、軽量化に大いに貢献しましたが
1本紛失してしまいました。。泣き。

・ルベルソ紛失後のビレイ
半マストだとテンション時につらいので
傾斜あるところはガルダー。

・荷揚げ
黄蓮左想定だったので事前に練習してなかった。
細いWロープにマッシャー決められなかった。

・コール
最近無線は使用せず練習してきたが
もっと八ヶ岳で色々想定してまじめにやるべきだった。

・事前トレ
11月後半から4週連続で山に入り、前週はレストそして本番と
理想的な調整ができたかな、体力的には問題なかった。

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