八ツ峰上半

やっと取れた夏休み、単独でどこ行こうか?
北鎌は去年行った、前穂北尾根は皆で行ったし。
で思い立ったのが剣・八ツ峰主稜。
ロープは懸垂で使うのみ。
剣沢ベースでぐるっと周回コースを計画。


八ツ峰の頭より、通って来た道。


9/9(金)
寝不足だけど早朝5時に家を出発、
意外と早く扇沢に着、パラパラと雨が降っている。
9:30扇沢発のトローリーバスに乗りこめた。

室堂に11時頃着、霧雨。結構人がいる。
去年と同様の入山でやる気下降。

ビショビショはやなので合羽着て剱沢までのノルマを開始。
雷鳥沢野営場では立山黒部アルペンフェスティバルとかいう
イベントが日曜までやってるという。
超BIGなテントが2つほど張ってあった、雨の中ご苦労様。

地獄谷から上がってくるガスと霧雨がmixして
目にしみる雷鳥坂を黙々と一人また一人、と追いぬき、
別山乗越(剣御前小屋)に到着。
風がそこそこあり濡れた汗が冷えて寒い。

休憩は短めにしてさっさと剱沢まで。
この頃には天気は回復傾向。雨は止んでいるが風がある。

野営場管理小屋で計画書を渡し
2泊以上無限泊の1000円を支払う。
長次郎谷の状態と9/10の天気を仕入れる、明日は好天が期待できる。

設営の時に荷物をテントに入れておかないと
飛んでいっちゃうくらいの風がありました。
何張りか虚しく転がるテント有り。
追いかけるおじさん、キャッチするおじさん。
おじさんしかいない剣沢の金曜日の午後。

テントに転がり込み、
荷物を広げると折畳傘が2つ、ザックカバーが2つなんで??

やることないのでさっそく酒盛りと昼寝。
今回は真面目に山登りをするので
缶ビール350×4とウィスキー少々と抑え気味。
(2日目にBeer350x2追加)
20時にシュラフに潜り込む。

室堂11:30 – 13:30 別山乗越 13:40 – 14:10 剣沢

9/10(土)
昨晩は案の定23時に起きてしまい、、
寝直して3時に起床、4時出発。
天気は山にはガスがかかっているが星空。
剣山荘、剣沢小屋には本峰を登りに行く登山者の
ヘッドライトが賑やかに動いています。

自分は剣沢を下降、右岸に付けられた秋道。
源次郎尾根の取り付き付近にヘッドライトが見えた頃、
雪渓へ降りる、ツルツル。

アイゼン着けて下降するが
どうも具合が悪くてすぐ外れる。
去年と同じアイゼン+靴。
1週間前にアイゼンのチェックしたのに。。
靴がよれているのかな。。

長次郎谷出合着、アイゼンを見直して
登高開始、でも10歩位でずれて20歩で外れてしまう始末。
天気は回復傾向なのにヤル気がどんどん無くなる。。

I・II間のルンゼ付近で自分の思っていた到着予定より
1時間遅れていて、下半はやめる。

雪渓は、途中で崩れていて右岸(源次郎尾根側)のスラブへ
乗り移りしばらく登高後また雪渓へ。
このあたりで後続の年配のパーティに追いつかれる始末。。

アイゼンの調子が悪いのでトラバースして左岸へあがり
V・VIのコルへ目指してザレた道を歩く、これが結構消耗した。

V・VIのコルには先行2人組み
先ほどの後続Pは10分ほど引き離した。

去年見た、VI峰から残置されているロープがまだありましたね。
三ノ窓側の雪渓は小さくなっていました。

さて、気を取り直し上半スタート。
まずは三ノ窓側から登り始めます、少し登って
右寄りに行くと這松の横に、ぼろいフィックスがあります。
そこを直上、しばらくすると傾斜が緩くなり
踏み跡も明瞭に、晴れてきて暑く汗だく。

だだっ広い?そんな感じの縦走路?を
登るとやがて痩せ尾根。
先行Pが休憩中、ここは?Cフェースの頭。
あぁ、なるほど思い出した。

この先、すっぱりきれ落ちているんですが
三の窓側にクライムダウン、ちょい微妙。
すぐ登り返すと茶色いDフェースの頭。
でもってまた三ノ窓側をクライムダウン、フィックス有り。

先行PはVII峰は巻くとのことですが
稜線通しでVII峰を登ってみる、後続はVI峰を懸垂中。
ちょっとナイフっぽいところありますが特に問題なし。

VII峰からはクライムダウンしようと
思ったけどこの頃より左膝の具合が良くないので
やっとこさロープ登場、懸垂下降。
右にはクレオパトラニードルやチンネ左稜線。

VIII峰の登高は凹角っぽいところVIII峰上で先行Pが休憩中。
先を譲って頂いた、でもやっかいな2段懸垂。

最後八ツ峰の頭への登りは2~3歩トラバって逆「く」の字に登る。
快適なガバガバクライムで到着、あっさり終わってしまいました。

池ノ谷乗越へ懸垂1回とクライムダウン。
ここで鎮痛剤(バファリンA)を飲みテーピングをして
北方稜線~本峰へ、
いきなり上からルービックキューブくらいの落石される、危ない。

先を譲ってくれた2人組みが八ツ峰の頭から
剣方面から降りてくるパーティに注意してくれた。

この道は以前堀口さんときた道で、今回は逆走です。
アップダウンを避けたいので稜線をちょっと外して楽チン踏跡トラバースで進む。
そうすると前回ビバークした地点は通らないのでした。。

本峰手前のギャップは懸垂点もありましたがクライムダウン。
本峰側には残置ロープもあり。。懸垂で回収できず?
喘いで登り返すと剣本峰。

お昼を過ぎているので人は少ない。
1枚写真を撮ってもらい、大休止。

左膝(側副靭帯)は下る時にかなり痛むのでやんわり下山。
とぼとぼと3時間かけて剣沢まで。。
途中の雪渓で雪を袋に詰めてテントに戻って
アイシングしたがあんまり効果なし。
9/11は帰京とし残りのお酒を飲み干す。
満月間際の月見酒でした。

剣沢 4:00 – 5:40 長次郎谷 5:55 – 6:20 I・II間ルンゼ – 8:15 V・VIのコル 8:25 – 9:00 Cフェースの頭 – 9:40 VII峰 – 10:00 VIII峰 – 10:35 八ツ峰の頭 – 10:55 池ノ谷乗越 11:20 – 12:25 剣岳本峰 13:00 – 16:00 剣沢

9/11(日)
膝はやっぱりぎこちなく痛む。
強めの鎮痛剤(ロキソニン)を飲んで
右膝にしていたサポーターを左膝にする。
薬が効いてほとんど痛みがなくなり、その間に雷鳥沢まで一気に下山。
雷鳥坂でマムートのイベント関係の人ひとにピンバッチを貰った。

雷鳥沢でイベントの片付けを見ながら休憩し、
最後に快晴で暑い中、室堂までの階段に絞られた。。
帰りもタイミングよく扇沢まで下山。

薬師の湯でお風呂とお昼。

中央高速は勝沼ICで降りて上野原ICまでワープ。
とはいかず、大月から先はほぼノロノロ。
原因は事故。片道1車線なので。。
でもナビ到着予想時刻で1時間以上早く帰れました。
しかも高速割引がうまい具合に利いた。

剣沢 8:15 – 9:00 別山乗越 9:15 – 10:15 雷鳥沢 10:30 – 11:15 室堂

[ JETBOIL使用感 ]
今回、お湯で作る食事をメインとして
以前円高で海外通販で買った
JETBOILを使用してみた。
ガスは専用のブタンとプロパンが混合されている純正品。

お湯を沸かすのはとても早いです。
(500MLまで)、さらに本体のカップが
ネオプレーンでカバーしてあるので冷めにくい。
冬はどうなのかな?

・カップヌードルのリフィル
・アルファ米
・レトルトの温め

と相性が良いかも。
つまり完全な個人用です。

自動点火装置は使えないライター必要。
パッキングはし易い。
本体は劇的に軽くはないが総合的に軽量かも。
2泊3日で小さい缶の半分ほど残量有り。

はじめてコメントさせていただきます。
今月末にチンネへのアプローチとして長次郎雪渓を登ろうかと計画しています。
そこで、下記について情報をお願いしたく、コメントさせていただきました。
1.長次郎雪渓の状態を詳しく(切れている箇所、巻いたのは右岸側のスラブだけ?)
2.ⅤⅥのコルから上部の雪渓の状態(八ツ峰縦走中に上から見た状態でかまいません)

雪渓の状態によっては頂上経由のアプローチも考えています。
突然の質問で、大変失礼かと存じましたが、どうぞよろしくお願いします。

コバヤシ様

コメントありがとうございます。
1、について雪渓が切れているところまでは問題ありません、
 切れているのは八ツ峰のII、III峰間の先、雪渓が若干細くなるところです。
 現時点で右岸に乗り移る箇所に関しては問題有りません、段差も殆ど無く1歩です。
 ただ月末になるとどうなっているかは判断できませんがもっと手前でも乗り移れると思います。
 巻いたのは右岸スラブだけです。
 雪渓から右岸スラブに移ってしばらく登ると、雪渓がつながっている所が見えてくるので
 適当なところで雪渓に乗り移れます。あとは雪渓とおしが楽チンです。

2,V、VIのコルから先の長次郎谷右俣~池の谷乗越へですが雪渓は皆無です。

余計なことかもしれませんが
私も数年前に本峰経由でチンネ左稜線に行きましたがあまりオススメできません。

では良い山行を。

y2m2様
ご返信ありがとうございます。
大変参考になりました。
パーティで検討してルートを決めたいと思います。
ありがとうございました。

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