山登りをしてなくても知っている人が多い山の代表格、槍ヶ岳。
どこからでもそれとわかりますからね。
一般ルートはいくつかありますが
やはり真骨頂といえば北鎌尾根でしょう。
好天が2日約束された土日を利用して
金曜夜発で単独で行ってきました。
槍沢を下山途中、振り返る。
よく見る画ですね。
9/4(土)
金曜夜発、沢渡の第二駐車場は半分くらい埋まっている。
「秋味」を飲んでそのまま車中泊。
5時頃に相乗りで上高地へ、後半余裕が出るよう早足で歩く。
河童橋
前穂方面
上高地~徳沢は猿が多い、ちょっと怖いくらいだった。
屏風岩。鉄板みたいに暑いんじゃないかなぁ。
横尾を過ぎて槍沢ロッジへ向かう頃から
日差しがジリジリと暑い。。
槍沢ロッジから
ババ平、幕営指定地です。
ここからワンデイで北鎌尾根の記録もある。
ババ平からは日陰なし風は微風、順調に大曲。
そして水俣乗越まで500mの登り、カンカン照りでほぼ無風
所々出てくる日陰で立ち休みを繰り返す、水分補給が追いつかない。
高瀬ダム方面
水俣乗越の標識
喘いでついた水俣乗越、そして今度は600mの下降。
出だしが急傾斜でザラザラしているが、
すぐ樹林帯の中の踏み跡をつづら折りで降りていく
樹林帯を抜けると照返しでまた暑い、雪渓がちょっぴり残っていた。
日差しが強い~。
北鎌尾根を見上げる
河原状になってくると鉄板の上を歩いているみたい。
左手から大きな沢が入ってくる(間ノ沢か)、豊富な水量。
水をガブのみ、GPSを見ると北鎌沢の出合はまだだいぶ下。
涸れた天上沢をフラフラしながら更に下降していくと
出合付近に人が数人います。
こちらからちょっと声掛けてみましたら
真砂沢でお会いしたガイドの本郷さんでした。
お客さんがバテてしまい降りてきたそうです。
右俣の水の状況など頂きました。
北鎌沢出合
さて北鎌沢を700m登ります、すぐ二俣で水を汲む。
水分補給のペースと明日の行動を考え全部で5L程度、
ポリタンは合計3.5Lなので
ビニール袋を3枚重ねて追加1.5L確保。
ルートは右俣。こちらも所々水が出てきます、
その都度口に含みますが身体への吸収が追いつかない状態。
事前の情報とおり大岩ゴロゴロ地帯を進む、
なんだか身体がだるくて重い感じ、おまけに沢に入ってからブヨが多い
最後の最後でなんとなく左の方が傾斜が緩そうとつい行ったら
草付き登りがあったりして
北鎌のコルのもう一つ左側の鞍部付近に合流となりました。
まだ15時なので先に進みます。
岩のパートも所々、ハイマツつかんで登ったり。
振り返ると北鎌の下部、遠くに高瀬ダム湖も良く見えました。
北鎌沢出合を稜線から見降ろす。
右手に見える硫黄尾根が気になりました。
しばらくすると独標が見えて、天狗の腰掛けに到着。
行けるところまで行こうと思いましたが
ビバークサイトもサイズがぴったりのがあるし
眺めも良いし、もう疲れちゃったし。
欲張るのは止めて、ツエルトを設営。
やることがないのでウィスキー水割りを
ちびちびやりながらメールを打つ。
docomo FOMAは立つと3本、座ると圏外でした。
夜は五目ごはんと味噌汁だったんですが
どーも固形物が喉に通りません、、
無理やり流しこんで夕飯完了、やることがないので早々に寝る。
この日の夕方から夜中の天気ですが
雲が湧いたりしましたが降られることはありませんでした。
風はそよ風で気温も高め、
夜中は満天の星空で久しぶりに天之河や昴が見ることが出来た、
2日目の行程も暑いのは確実。
9/4(土)
上高地BS 5:40発→明神 6:10発→徳沢6:55発→横尾7:50発→槍沢ロッジ9:00発
→ババ平9:20発→大曲9:40発→水俣乗越10:50発→北鎌沢出合12:30発→北鎌のコル付近15:10発→天狗の腰掛16:00着