八ツ峰VI峰Cフェース剱稜会ルート

8/14の入山は雨雨雨。。
室堂から真砂沢へずぶぬれで先発隊と合流。
8/15はなんとか持ちそうな天気、といってもどんより~。
源次郎尾根Pは6人、VI峰Pは4名で6時半に出発。
2010_08_15turugi1.jpg


最初から着けようと思っていたアイゼンを手にぶらぶらさせながら
雪渓を歩いて長次郎谷の出合。
上から数人降りてくる、話を聞いてみると上部はガスっているので
やめて降りてきたとのことでした。
我々はとりあえず行ってみてから考えようということで長次郎谷を登る。
途中出てきたクレバスはパックり雪渓を横断。
2・3歩踏める岩が出ていたのでそれを利用して通過。
VI峰が見えてきてAフェースがハッキリ確認できる
Cフェースには複数のパーティが取りついていた。
雪渓からあがり休憩と登攀準備をする、
するとSさんがロープを持ってきていないという事実が判明。
協議の結果、Cフェースを4人で登ることに。
1ピッチ
傾斜緩い、III級らしい。
以後、カムとナッツを持ってきたので積極的に使用して登る。
2ピッチ
易しい、ここもIII級?
先行Pに追いついた。
3ピッチ
全面ビショ濡れ、ホールドはガバばかりなので
まぁ易しい水量の超少ない滝を登っていると考えればとくに問題なし。
前のピッチでルベルソを下に置いてきてしまった、、反省。
半マストでビレイ。
4ピッチ
リッジ沿いトラバース
セカンドのことを考えないで支点かけ忘れた。。
まぁ落ちないと思ったけど安全を確保して登ってもらった。
ちょうどセカンドが登るときにガスが晴れて高度感バッチリ。
5ピッチ
易しい、終了点は広い、眺め良好。
源次郎尾根Pと交信。
まだI峰手前とのことで、敗退を勧める。
さて、ここから5・6のコルへの下降が時間がかかってしまったのです。
ガスがまた濃くなって辺りの様子が不明、
踏み跡を進むと雷鳥の親子がいる、
それを避けながら左寄の踏み跡に進んでしまったのですが
ちょうどここで懸垂しなさいといわんばかりの支点と残置があり
迷わず懸垂、次の支点はスリングがないのでおかしいと思いながらも
降りてみるとボロボロの支点かそのちょっと下の潅木の支点。
このころ雲行きが怪しくなり雷雨になる、
ボロボロの支点を補強しようとしてもハーケンを打つと裂ける
結局潅木の支点を補強して3ピッチ目の下降を斜め懸垂で三ノ窓側の雪渓わきに
降り立ち2ピッチロープを出してやっと5・6のコルに到着。
この雪渓の中でブヨにやられました、いやーすごかった参りました。
ところで5・6コルへの下降は正解は右へ右へと踏み跡を行くそうです。
コルからVI峰側になぜか?残置懸垂ロープがかかってました。。
まぁ正解は見れたのでよかったかなと。
コルで源次郎尾根Pと交信するとまだ下降中でした。
これは間違いなく残業~。
まぁ我々も似たようなもので真砂沢に到着したのは
20時半頃だったと思います。
遅い夕飯を食べてもまだ帰ってこない。
午前様かなと話つつ、何かあった場合に備えて
お茶を飲んだりしながら、うつらうつらしつつ待つ。
他のテントの人が起きだして明るくなってきた、
朝6時半無事帰ってきたのでした。
実に24時間行動、頑張りましたね。
ということで
そのまま8/16は休養日。
8/17 快晴の中、ハシゴ谷乗越~黒四ダムへ
最高の?下山日和でした、眺めも良かったなぁ、あぁ日焼けした。

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