1日目、苦行のアプローチに剣岳を越えて、北方稜線上の快適なビバーク。
2日目、快晴の中でのチンネ左稜線と思ったら
最終ピッチで雷が襲う。。そしてナイターで剣沢へ
3日目、
登って降りて室堂でのビールは格別!
まさに山あり谷ありの3日間でした。
剣岳の岩場は圧倒的でした。
稜線上のBP
登攀日の日の出
4時起床、食事片付けをして稜線上のBP地点を出発、
北方稜線をルートファインディングと周辺の景色を楽しみながら
池ノ谷乗越へ到着し不要な荷物をデポ、そして三ノ窓へ。
他のクライマーの姿は無くまだ残る雪渓に陽が反射してまぶしい。
休憩しながらこれから登る左稜線の確認。
左稜線取付までアイゼン装着して雪渓をトラバース。
三の窓
1P:トップ
登攀開始、フェースで簡単な登りですが
朝一番なのでなんだかぎこちない。。
2P:セカンド
右のフェースに残置あり(最近のものと思われる)
左のクラックがある方へ、こちらが正解。
3P:トップ
バンドを右へピナクルの間へ簡単な登り
ザイルの流れ悪い
4P:セカンド
フェース、草付き手前まで、
三の窓雪渓の眺めが良かったです
天気が良かったのはここまで。。
5P:トップ
ハイマツ混じりのリッジで傾斜はほぼなし。
三の窓雪渓が良く見えました。
6P:セカンド
フェース、いよいよ本格的な左稜線の始まり。
7P:トップ
このピッチも8Pと同じようなフェース
8P:セカンド
大きいピナクルは右へ少し降りて巻く
1歩1手が厳しいところあり
その後林立するピナクル帯へ登り返す。
天気がぁ。。
クレオパトラニードル
9P:トップ
核心、カンテからハングへA0使いつつ登る
ここでヌンチャク使いすぎ上部で不足してしまった。。
手が届く範囲のものは架け替えながら登る。
核心
ビレイ
10P:セカンド
リッジ前でのフェース
11P:トップ
リッジ、確保するところは一段下
12P:セカンド
リッジ
ゴロゴロ雷が鳴り始める
私の番になって登りはじめると
バイルの石突きが帯電しはじめてうなる。。
また、ヌンチャク回収時にカラビナに触れようとすると
手がしびれる、これも帯電か?
青ざめました。。
13P:トップ
リッジの最終ピッチでしたが
雷に怯えながら終了点へ、
怯えながら確保体勢、雨粒が大きくなった。
1回懸垂をしたところで様子見、ちいさい雹が降ってきた。
徐々に明るくなって雷は去り、池ノ谷乗越へ登り返す
デポ地点で完登の握手!
さて、長次郎谷を下降、
途中、Ⅵ峰を眺めGWの時に取り付いた場所を確認
1ピッチ近く上の方でした。Ⅵ峰はまたの機会に必ず!
八ツ峰Ⅵ峰ABCフェース
出合い近くでは猿の軍団、冬はどこにいるんでしょうかね
と思いつつ、剣沢の雪渓を黙々と時より小雨、雷鳴も少々。
途中ライトをつけて暗くなった剣沢の野営場へ到着し行動終了。
剣沢大雪渓
最終日、剣沢野営上より剣。
8:00チンネ左稜線取付-14:30チンネの頭終了点-15:40池の谷乗越-17:20長次郎谷出合-19:30剣沢野営場